ご挨拶

天然理心流師範加藤恭司

天然理心流武術保存会代表師範 加藤恭司

私はこれまで天然理心流門人会にて九代師範平井泰輔先生の薫陶を賜り、日本武道館での日本古武道大会や鹿島神宮での奉納演武大会でも皆様方の前にて拙い演武をご披露する等、修行を続けて参りました。その後、九代ご逝去の折、天然理心流の指導に関するお許しを頂きました。

天然理心流免許
          九代師範平井泰輔先生に授けられた免許の巻物

この度、関係各位の励ましとご尽力を賜り、武術保存会を立ち上げる運びとなりましたこと、ここに感謝申し上げます。

さて、当会は「撥雲館近藤道場」にて途切れることなく伝えられてきた技と共に戦前まで続けられてきた「撃剣」(竹刀稽古)を再開し、当時の通りの稽古を行うことを使命としております。

天然理心流の稽古体系の多くは「竹刀剣術」です。今の剣道とは違い競技ではありませんので、あらゆる技を駆使し相手を倒すことを目的とした稽古です。

伝書の通り、切紙の早い段階から竹刀稽古を行い、組打投げ当身固め技を含めた稽古に至ります。

世に近藤勇五郎先生は形を教わらず、竹刀剣道しかやらなかったと卑下した文書を目にしますが、それは門外漢の物言いで、逆に竹刀稽古をしない理心流師範など存在するわけもありません。そのため「小野田東市」は講武所ほか、竹刀剣術の最前線で教授してきたのです。

天然理心流道場撥雲館
近藤勇五郎先生(中央左から3人目)と撥雲館の門人

当会では本来の天然理心流の稽古体系に則った指導を行います。又、自由な交流の中から共に武術の研鑽ができればと思いますので、他流の方も防具をお持ちになってお気軽にお越しください。共に汗を流して楽しい交流ができれば幸いと思います。